平成8年より「在宅ケア」として訪問診療を行う
当院では、お身体の不自由な方や寝たきりなどのために通院が困難という方々を対象に、療養生活をおくられているご自宅や施設に伺って、医療スタッフが定期的に治療や健康管理を行う訪問診療を行っています。
この訪問診療のことを当院では「在宅ケア」と呼び、平成8年からこのような診療体制を行っており、平成18年4月には在宅療養診療所としての指定を受けております。
在宅ケアでは、患者様お一人に対して月2回程度の定期的な訪問診療、各診療科の専門医による診療、夜間・休日の緊急時24時間対応、連携する医療機関等への情報提供、ケアマネージャー・薬局等との連携などにより、万全なサポート体制を敷いております。
なお、以下のような方は在宅ケアが必要と思われます。ご相談ください。
- 病院から退院してきたけれど、通院は難しい
- 寝たきりで動けない
- 1人では通院は無理
- 通院には困難なほどの障害がある など
診療体制について
在宅ケアは、日本在宅医学会および往診(訪問診療)プログラム指導医でもある当院理事長が中心になって、各診療科の専門医がクリニック内でチームを組み、患者様の体調に応じたスケジュールに沿って、ご自宅や施設を訪問し、診療いたします。
また、訪問診療専任のスタッフである在宅医療コーディネーターが医療サービスを通じて患者様とご家族様をサポートいたします。
診療科目と診療内容につきましては以下の通りです。
診療科目
内科・整形外科・皮膚科・精神科・心療内科・リハビリテーション科・眼科(予約制)
診療内容
- 病状の観察と診断(体温、脈拍、呼吸、血圧等の測定)
- 薬の処方
- 褥瘡(床ずれ)の手当
- 各種カテーテル(管)交換・管理
- 酸素の管理
- 療養生活に関する相談・助言
- 終末期のケア(ターミナルケア) など
在宅ケアでの検査について
訪問診療の際は、以下の検査機器も持参していますので、ご自宅や施設でも容易に行うことができます。
レントゲン、心電図、検体検査(血液、尿、便、喀痰等)、超音波(エコー)検査(腹部、心臓、頸動脈)
各大学病院などと医療連携
在宅ケアは、医師による在宅訪問診療をはじめ、マッサージ師による訪問マッサージ、理学療法士による訪問リハビリテーション、さらに介護支援専門員(ケアマネジャー)による居宅介護支援(介護相談・ケアプラン作成等)などから構成されており、チームケアとして、各大学病院など近隣病院と医療連携を図っています。
そのため、診察の結果、専門的な検査・治療、入院等が必要な場合は、大学病院や地域医療支援病院へご紹介いたします。情報提供、病院からの検査結果や治療の報告など、スムーズに連携いたします。
訪問リハビリテーションも行います
当院では、通院が困難なためにご自宅や施設で療養されている高齢者や障がい者の方を対象に医師の指示のもと、理学療法士が患者様の元に伺ってリハビリする訪問リハビリテーションも行っています。
なお、当院の理事長はリハビリテーション認定医・指導医でもあります。
訪問リハビリテーションでは、以下のようなことを行います。
- 入院中に行われていた治療の補完的な意味を持つ機能訓練
- 生活環境に適応するための日常生活活動(ADL)能力の維持・改善訓練
- 介護者などに対するADL訓練、介助法のアドバイス
- 日常生活用具や各種福祉用具、補助装具の判定・適合検査、装着訓練、使用法指導、および修理 など
※ADL=Activities of Daily Living、日常生活行為、または、動作とも言います